上海のロボット企業を訪問。双腕ロボットの実機と出荷を待つ現場を見てきました

2026年11月、デジライズ代表の茶圓が上海のロボット企業を訪問しました。タオルを畳む双腕ロボットや出荷を待つ機体の木箱など、展示会やWebでは分からない現場の様子をお伝えします。
デジライズは2026年の秋から冬にかけて、深圳・杭州・上海のフィジカルAI企業を訪ねています。11月2日は上海のロボット企業を訪問しました。この記事では現地で見たものと、日本の現場への導入を考えるうえで分かったことをまとめます。
実機を自分の目で確かめる理由
カタログやデモ動画だけでは、ロボットがどのくらい安定して動くのか、量産や出荷の体制がどこまで整っているのかは分かりません。現地で実機の前に立つと、動きの速さ・止まり方・周りの安全の考え方・エンジニアの人数まで見えてきます。

タオルを畳む双腕ロボット
ラボでは、2本の腕でタオルを畳む双腕ロボットが動いていました。柔らかい布のように形が決まらない物を扱う作業は、従来の産業用ロボットが苦手としてきた分野です。物流のピッキングや、ホテル・病院のリネン処理などへの応用が見込まれます。

出荷を待つ機体の木箱
建物の入り口には、出荷を待つロボットの木箱が並んでいました。研究室の試作品ではなく、顧客へ届ける段階に入っていることが分かる光景です。日本へ輸入する場合も、こうした梱包・輸送・通関・技適や安全規格の確認が必要になります。

日本の現場に入れるときに大事なこと
現地で話を聞くほど、機体選びの前に現場を知ることの大切さを感じます。デジライズでは次の順番で進めています。
- 1ヒアリングでやりたい作業と課題を伺う
- 2お客様の倉庫・工場に足を運び、作業を見る
- 3現場を3Dでマッピングして、ロボットが動ける範囲を見える化する
- 4要件を決めてから、中国を中心とした提携先と世界のメーカーから機体を探す
- 53DシミュレーションとPoCで確かめてから、輸入・導入・アフターフォローへ
流れの詳細はサービスのページにまとめています。
現地視察ツアーもご案内しています
「実機を自分の目で見てから決めたい」という企業向けに、深圳・杭州・上海のメーカーを訪ねる現地視察ツアーもご案内しています。訪問先選びから日程の調整まで、お問い合わせからご相談ください。
写真はデジライズが訪問時に撮影したものです。訪問先の企業名や未発表の情報は載せていません。
この記事で紹介したロボット
画像AgiBot G2
産業・商用・研究向けの車輪式双腕ロボット。7軸の両腕に全関節トルク検知を持ち、高さは最大約175〜180cmまで変わる。LiDAR2基とRGB-Dカメラ等を搭載し、GO-1等のモデルで精密な組立・搬送を行う。2026年6月にAgiBot累計15000台目となるG2がラインオフした。
画像Galbot S1
2026年1月発表の産業・物流向け重量物ロボット。両腕で最大50kgを扱い、床から約2.4mの範囲でピッキング・移載・積み降ろしを行う。出荷状況は公式に未確認。
画像R1 Lite
6自由度アーム2本を備えた汎用モバイルマニピュレーション機。Physical Intelligenceのπ0.5の開発基盤にも使われた。